「天神の子、汝を召す。イザワ、イザワ。
(更遣頭八咫烏召之時、烏到其營而鳴之曰。天神子召汝、怡奘過(いざわ)怡奘過)」
(日本書紀 神日本磐余彦天皇 神武天皇の章より)
玉置とは、神武天皇の御東征の時、兵を休め「十種神宝(とくさのかんだから)」の「玉」を鎮め「置」き、武運を祈願されたことから来ているとされます。
玉置神社にお邪魔して山沿いの温泉に泊まった時、かつて神が集って祭祀が行われていた説がある、國常立太神とも所縁深いある場所の話をしていました。
すると不思議なことに、同席する一人がその地に所縁がある勾玉をなぜかもっていて、その場で僕に受け渡されることになりました。
勾玉は、三種の神器においては太極図から来る天御中主神、國常立太神の依り代とも言われます。
玉置の地でそんな勾玉を受けることになるのですから、神話の世界は深いです…
熊野や玉置を含む吉野の人達は、山深いこの地で神武天皇の道案内した、八咫烏(ヤタガラス)だと言われます。
例えば神武天皇御東征の折、八咫烏がエシキとオトシキの元に遣わされ「天神の子、汝を召す、イザワ、イザワ」と鳴いたと日本書紀にあります。
翌日そんな話をしながら熊野に降り立ち、神武天皇上陸の地で、出雲への旅の途中の中林君に出逢い、祥平くんとともに那智の大滝に向かいました。
熊野那智の大滝は、吉野の天川、玉置から常世の國に向けられた、浄めの場だということで、今回の最終の目的地としていました。
すると面白いのです。
別れ際、中林君がある名刺をくれました。『伊雜(イザワ)皇大神』
神様の名刺に人生で初めて出逢いました(笑)
とにかく次は、ここに行けとヤタガラスは言ってくれていたのでした。
しかもこの後に会った人にはそんな話もしてないのに、僕に向かって藪から棒に(笑)、
『○○さん、伊雜宮とご縁深いですよ。過去生で神主として仕えていらっしゃいましたから。』
えええ、そ、そうなんですか?!((((;゚Д゚)))))))
人生、いつも唐突です>_<