というわけで、去年2014年のお正月の初詣は、伊雜宮になりました。年末、イセヒカリで御神酒を作るということだけを決め、このお米の神様のお宮へご挨拶に来ることにしました。
そして中林くんが名刺を貰ったという御師の末裔の森さんにもお話をうかがうべく、予めお電話しました。
お正月なので、車は避けて伊㔟両宮も避けて(笑)、始発で伊雜宮へ。
初詣を終えて隣の御師さんの所にお邪魔すると、初対面にもかかわらず家の中まで入れてくださり、タップリ4時間の大歓待!
さまざまに聞きたいことをお聞きし、さらに伊雜宮の周りの大事な、大事な所をご案内いただき、これぞ御師のおもてなしの心意氣でした。
伊雜宮には何度もお邪魔して、あるご縁である方の手作りのお守りを戴いたなどはありましたが、そこでお聞きしたものは、また全然違う世界。
大切な皇女を、大切に守ってきた誇り…
そしてその元日は新月でもありました。だから、その時刻『20:14』に合わせて、外宮にお参りすることにしていました。
その前に時間が少し余ったので、アル方のところへ行きました。するとその方は
『大晦日の夜中2時ごろ、伊雜宮にお参りに行ったんですけど、誰もいなくて、すごかったですよ…』
などなど教えてくださいました。
新月の時間が近づいて、外宮まで送ってくださる道すがら
『○○さん、外宮お参りしたらどうされるんですか?』と聞かれるので、
「帰りますよ」と答えると、
『…そうですか(意味深)』と…(笑)
まあ氣になりましたが、外宮へお参りを。
すると、奇跡のように、誰もいません。お正月なのに。
その時刻、正宮へ入って行くと、北斗七星が指し示す北極星が、正宮へ吸い込まれていき…
そうやって嬉しそうに(笑)空を見上げながら鳥居をくぐると、ムササビが、バサアーッと飛んだのでした^ ^
帰り際、伊勢市駅前まで来ましたが、さっきの『…そうですか(意味深)』がどうも氣になり、方々の手配を急遽つけて、伊雜宮に向かうことにしました。
それに祥平君が乗ってくれ、車に乗っけてくれ(笑)、伊雜宮に着きました。
夜の伊雜宮にあったのは、すべて、でした。
忍ばせていた笏を取り出し、座礼にて参拝、そして、大祓を。
そこで感じた「シーブリーズ」(笑)という言葉…??
あ、海風(産み風=創造の、波動??)ね、と氣づく、みたいな(笑)。
明らかに、風は無いのに、明らかに、本殿の方から風が体を通り過ぎていく…T^T本当はニコニコしながら(笑)嬉し嬉しとは、このことかと噛み締めて。
十分にただただ感謝の氣もちをお届けして杜を出、御神田に出ると、新月なので空に遮る光はありません。
そしてみるみる雲は晴れていき、胸を締め付け、涙こぼれるほどの輝く星々の空が、そこに広がっていました…
そして、北斗七星から北極星に星が一筋、流れていきました…
そして、思いました。
今年は、伊雜宮とのご縁が深い年になる、と。
ただこの御師末裔の森さんとのご縁、お鍬への御降神、御神田での米づくり、御田植祭(おみた)へ呼ばれての御垣内神樂奉納、イセヒカリの神稻穗の采(ザイ)を持ってのお白石神事、そして遷御の儀…
大きなものだけ挙げてもこれだけの、一つ一つをとってそれだけでも有り得ないほどの稀有なご縁を賜れるとは、さすがに思っていませんでした。
そして旧正月、いよいよとりかかることにしました。