御神酒國靈(くにたま)奉納プロジェクト

《御神酒 國靈(くにたま)への道のり7》【天照太御神のご降神と太一のいき】

伊雜宮横の御神田では、旧正月の夜明けの少し前に新月の時刻を迎えました。

それに合わせて、伊雜宮の神、天照太御神に、大麻を括り付けた忌鍬(いみくわ)忌鎌、忌鋤へお依りいただく、御降神祭を執り行いました。

闇夜である新月の夜明け前ということは、もっとも暗い時間。

正面に伊雜の杜を見、その上には北極星と北斗七星瞬く中の祭事。

御降神いただいた神御鍬は、これから御神米イセヒカリを育てる際の祭事に用いることになります。

静かな空間のなか、無事に終えることが出来ました。

夜に祥平くんのところへ行く予定はありますが、それまでは空き。

ヤマトタチバナを育てる地元の方に、岩笛を見つけられる場所に連れて行っていただきました。出来ればお白石の^ ^

連れられるままやって来たのは、外宮に流れくる宮川の川原。しかも外宮のお白石を拾っていた場所なのだそうです。

岩笛は、無理に探しても見つかるものでなく、ご縁によってやってくるものと聞きます。まあ、見つからなくて元々と思って探していました。

どのくらい経ったでしょうか?時間はタップリあったのでのんびり探していると、これぞ岩笛!という穴の空いた黒い石がありました。

あとはしばらく探しても見つかりそうもなかったので、洗って記念の写真を撮ろうと水辺に寄ると、お白石っぽいのがあります。

持ち上げてみると、おおお!!!((((;゚Д゚)))))))

その、石英の、まさしくお白石を見ると、小さめだけど、ちゃあんと穴が空いた岩笛でした。

いっぺんに黒白の陰陽の岩笛を賜われるとは、ありがたいことだなあ、と思い、天と地に感謝を献げました。

そのあといつものある方、かのんさんにそれをご報告すると、

「それにしても、寄り道しないですね〜」

と、不思議な褒め言葉を賜りました(笑)

さらには、お白石はよりご縁が深いそうで、喜んでいるのだそうです(笑)以前も相棒だったと…。それはそれは、お帰り^ ^

というわけでこの白黒陰陽の岩笛を

『太一(たいいつ)のいき』

と呼ぶことにし、祥平くんのときわ荘へ。

そこではかつてないほどの、その後方向様々なつながるたくさんの出逢いが、いっぺんにありました。

 

 

ABOUT ME
代表おおくに
神話の故郷出雲大社から歩いてすぐの杵築の地、母の実家で生を享け、出雲大社を遊び場として育つ。   成人してからも神々を好きな思いが高じて各地の神社を数多く参るなか、縁をいただいて神籬磐座祭祀を司る古神道系特別上級神職資格を平成三十年に取得するに至る。   20年以上連れ添う妻と一人息子を大切にし、旅をこよなく愛する。 曲がったことを「どうなの?」と思う気性も含めてさすらいの英雄スサノヲノミコトの影響かな、たぶん笑。 生まれ故郷の出雲はもちろん、白山や伊勢等の魂の聖地に強く心魅かれる。 また、20代に現地で働いてもいた沖縄も大好きな第2第3の故郷。