久しぶりに能のお稽古でした。
仕舞の稽古での学びが2つ。
ひとつは、芯をとらえるということ。
扇の先でも手先でも、自分の中心軸から、山の頂上など目的物までの間にビシッと入ると、ズバッと芯がとらえられたのが実感できます。
なんでしょうか、この不思議な感覚は・・・。
そしてふたつめは、師匠の軸がとてつもなく安定していること。
足という自由に動くものに支えられていながら、肚腰から上の軸は全く揺るがない。
人は、天と地というお宮を支える宮柱である、」と聞いたことがあるのですが、まさにこの事だと感じました。
神社で最も一般的に奏上され、格式高いとされる祝詞、大祓詞にも「宮柱太敷き立て・・・」とありますが、そのような神々しさを見た思いでした。
人の役割は、やはり大きい。
行こう、行こう、その道にこそ柱立つ。
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