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久しぶりに能のお稽古でした。

久しぶりに能のお稽古でした。

仕舞の稽古での学びが2つ。

ひとつは、芯をとらえるということ。

扇の先でも手先でも、自分の中心軸から、山の頂上など目的物までの間にビシッと入ると、ズバッと芯がとらえられたのが実感できます。

なんでしょうか、この不思議な感覚は・・・。

そしてふたつめは、師匠の軸がとてつもなく安定していること。

足という自由に動くものに支えられていながら、肚腰から上の軸は全く揺るがない。

人は、天と地というお宮を支える宮柱である、」と聞いたことがあるのですが、まさにこの事だと感じました。

神社で最も一般的に奏上され、格式高いとされる祝詞、大祓詞にも「宮柱太敷き立て・・・」とありますが、そのような神々しさを見た思いでした。

人の役割は、やはり大きい。

行こう、行こう、その道にこそ柱立つ。

ABOUT ME
代表おおくに
神話の故郷出雲大社から歩いてすぐの杵築の地、母の実家で生を享け、出雲大社を遊び場として育つ。   成人してからも神々を好きな思いが高じて各地の神社を数多く参るなか、縁をいただいて神籬磐座祭祀を司る古神道系特別上級神職資格を平成三十年に取得するに至る。   20年以上連れ添う妻と一人息子を大切にし、旅をこよなく愛する。 曲がったことを「どうなの?」と思う気性も含めてさすらいの英雄スサノヲノミコトの影響かな、たぶん笑。 生まれ故郷の出雲はもちろん、白山や伊勢等の魂の聖地に強く心魅かれる。 また、20代に現地で働いてもいた沖縄も大好きな第2第3の故郷。